アンビト株式会社(本社:東京都、代表取締役:佐藤智紀)は、汎用のBLDCモータをサーボモータ化できる新しいサーボドライバー「AMVITO DRIVER-1」を開発いたしました。本製品は、モータの組み合わせにとらわれることなく、ユーザが使いたいモータをサーボモータ化し、本格的な位置制御や速度制御を実現することができます。
開発背景
近年、産業用ロボットや自動化システムにおけるサーボモータの需要が急速に増加しています。特に、高精度な位置制御や速度制御が求められる分野では、その需要が顕著です。しかし、従来のサーボドライバは専用のモータとの組み合わせが必要であり、ユーザが自由にモータを選定することが難しいという課題がありました。また、本格的なサーボドライバは操作が難しく、初心者には扱うことへの敷居が高いことも問題となっていました。このような市場の状況を受け、アンビト株式会社は、モータの種類にとらわれずにサーボモータ化でき、かつサーボ制御開始までの扱いが非常に簡便なドライバーの開発に着手しました。
製品の特徴
「AMVITO DRIVER-1」は、これまでのアンビト株式会社の活動から得られたフィードバックをもとに開発したモータドライバーであり、以下の特長を備えています。
汎用性の高さ
従来のサーボドライバは専用のモータとの組み合わせが必要でしたが、「AMVITO DRIVER-1」はその制約がありません。アンビト製の回転角度センサーと組み合わせることで、様々なモータをサーボモータ化できます。これにより、ユーザは既存のモータを無駄にすることなく、また、モータの選択肢の自由度を失うことなくサーボモータの導入が可能となります。
Modbus通信に対応
Modbus RTU(RS-485)による制御コマンドの送信やフィードバック情報の取得が可能です。これにより、システム全体の制御が容易になり、幅広い産業用途での柔軟な制御が実現します。例えば、製造ラインにおいて複数のモータを協調して制御する際も、デイジーチェーン接続が可能であるため配線が簡単になり、現場での設置コストの低減に貢献します。
かんたんなプログラム実装
Pythonを用いることで、通信確立からサーボオンまでを最小4行で実現するなど、サーボ制御プログラムの実装が非常に容易です。これにより、開発期間の短縮とコストの削減が期待できます。
必要十分な安全機能
過電流やサーマルエラーなどのエラー機能も備えており、安全性にも配慮しています。これにより、長期間の安定した運用が可能です。また、エラーが発生した際には、即座にシステムにフィードバックを行い、迅速な対応が可能です。
市場の展望
サーボモータ市場は、今後も拡大が予想されており、特に高精度な位置制御や速度制御が求められる分野での需要が増加しています。アンビト株式会社は、このような市場のニーズに応えるべく、常に革新的な製品を提供してまいります。「AMVITO DRIVER-1」は、その一環として開発された製品であり、多くのユーザの皆様にご満足いただけるものと確信しております。
ユーザの声
開発段階でのフィードバックを受け、多くのユーザからは以下のような評価をいただいております:
「既存のモータを再利用できるため、コストパフォーマンスが非常に高い」
「設定が簡単で、すぐにシステムに組み込むことができた」
「安全機能が充実しており、安心して使用できる」
展示会出展情報
テクノフロンティア2024
2024年7月24日〜26日まで東京ビッグサイトで開催されるTECHNO-FRONTIER 2024で、ジャパンマグネット様ブースにて先行展示をします。「AMVITO DRIVER-1」とジャパンマグネット様のBLDCモータとの組み合わせで複数台のサーボ制御のデモをします。
Japan Robot Week 2024
2024年9月18日〜20日まで東京ビッグサイトで開催されるJapan Robot Week 2024に弊社単独で出展します。ブースではこの「AMVITO DRIVER-1」や応用事例を展示する予定です。
製品ページ
お問い合わせ
「AMVITO DRIVER-1」に関するご購入やご相談などは、弊社ウェブサイトのフォームよりお問い合わせください。また、製品に関する詳細情報は弊社ウェブサイトにてご覧いただけます。随時マニュアルやFAQ等をアップデートしていきます。
アンビト株式会社は、今後も革新的な技術を通じて、お客様のニーズに応える製品を提供してまいります。引き続き、ご支援とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。